有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)

金襴の展示会へ

今日お昼から金襴の展示会に行ってきました




新柄も沢山並んでいました




大胆な龍の柄です




向かい鳳凰ですね
こんなんでお殿様を作ったら綺麗だと思います




うさぎ柄の金襴です




小柄なので近づいて撮影




こんなうさぎ柄も発見!




寄って撮りました
結構しぶいかも




この前も紹介したと思いますがパンダ柄




本当に沢山の反物です
見て回るときりがなくなります
欲しい反物があれもこれもと、、、
可愛い色柄の生地、沢山あります!




帰りにこんなお土産を頂きました
甘いものが美味しいんです
疲れてるんでしょうか?




色々と反物を見て回るの楽しいです

  


Posted by 京都桃玄  at 00:35お知らせ・工房日記

今、夜中の1時45分です!




10日に到着させるために頑張って作ってます。
10日ってことは9日に荷造りして発送です。
本日はここまでで終了にします。
明日?今日?、、、とりあえず寝て起きて襟を付けて居(きょ)を付けて    って   無い  やん。居、、、
あぁ  マネキもぉ  書かなアカンやん、、、

もう疲れたので全部明日の話しです。

風呂ぉ 入りたいなぁ。
連日遅くまで作業。
今宵はもう寝ます。おやすみなさい。

  


Posted by 京都桃玄  at 01:46お知らせ・工房日記

一番人気です!黒きくじん




右の紫色が黒麹塵(くろきくじん)って生地です。殿様のお着物。
真ん中の赤色がお姫様の唐衣(からぎぬ)
左の濃い紫色の生地がお姫様の表衣(おもてぎぬ)に仕立てます。
お殿様の生地は太陽光に当たると綺麗な紫色になります。毎年、追加の注文がきます。
今年も反物屋さんに問い合わせ生地が有ったのであわてて作ってます。





張り込みです。
和紙を着物のサイズにカットし生地に張っていきます。





そして和紙に沿ってはさみで切って縫製です。
とにかく頑張っています!
  


Posted by 京都桃玄  at 01:24お知らせ・工房日記

雪洞(ぼんぼり)にクレームが、、、




何故か凹んでますね。





二つを並べてみるとよく分ります。





この部分が取れてますね。
申し訳ございません!
この部分を接着してみます。
明日、新しい雪洞が届きますので綺麗な方を納品させて頂きます。

この様にお道具や部品に不備が御座いましたら即時にお申し出下さい。
可能な限り早急に対応させて頂きます。




と、いゆう訳で取れてた部分を接着剤を塗り固定して一晩置いてみました。


写真では確認しずらいとはおもいますがやはり少し凹み、わずかに歪みがありますね。





写真では見にくいですが左側の青で二本書かれたライン辺りが少し気になりますね。
多分ですが言われなければ気にはならない程度まで修復出来たとは思いますが一度、気になった箇所はど~~しても目がいってしまいます。
やはり雪洞を取り寄せておいて正解でした。


  


Posted by 京都桃玄  at 02:42お知らせ・工房日記

ありがとう御座います!




本日、お人形を取に来られた お客様 が「工房日記で食事の事を見ました。ご飯のお供にどうぞ。」と頂きました。





私はこうゆう物を購入したことが無いのでよくは分りませんが、結構な値段しますよね。きっと。

母親が他界入りしてからは食事も自分で作ってます。
メニューもワンパターンなので本当に助かりますm(。_。)m






早速、おぼろ煮ってのから開けさせて頂きました。
うまっ! 





メチャクチャ美味しいです!
さすが牛肉です。旨味が凄いですね~♪
ご飯が全然足りなかったです。
明日はお米、2合炊きます。

  


Posted by 京都桃玄  at 20:59お知らせ・工房日記

手ばた織 黄櫨染をお求めのお客様へ




この生地でお内裏様を作らせて頂きました。




勿論、魚袋(ぎょたい)と石帯(せきたい)は京製です。




胸元は柄を合わせておきました。
可能な限り黄櫨染の生地を広げた時の様になる縫製加工を施しておきました。
袖も左右対称になるように縫製しています。
手も京製の爪きりです。




手ばた織のお姫様です。




胸元の柄の配置で寂しくなるのではないか?のご心配がありましたので少し色の濃い目の柄を胸元に持ってきました。
いかがでしょう?
これで問題は解決したと思います




袖の柄もこの前に説明させて頂いた様に出ていますよ~




マネキです。




私が良いのではないかと感じた総桐の段飾りです。
厚さが約11,5cm幅が約36,5cm長さが約93cm
決して組み上がった物では有りませんのでご安心下さい。










こんな色の段です。
スチール製では無く温かみがあると思いますよ。
組み立て方を記した説明書も入ってます。
この工房でも来期から置いてみたいな~と思います。
  


Posted by 京都桃玄  at 00:54お知らせ・工房日記

メーカーですから



 先日お買い上げ頂いたお人形です。

 本日、梱包して発送いたしました。

 このお人形の手を京都製の手と交換させて頂きました。






 

 もともと付けていた手は地方の物です。
 
 本来このクラスのお人形には取り付けないのですがご希望の方には交換させて頂きます。

 メーカーだからこそ可能なサービスです。

 



 
  


 少量ですが衣装で保管している物も有ります。

 組み立てるだけなのでオーダー料金もかかりません。




















 この時点では唐衣と表衣の組み合わせも自由にできます。

  









 お内裏様も好きな衣装を選んでいただけます。

 基本的に金糸の通っているもの同士、唐織(からおり)金糸の通ってないもの同士で組み合わせて頂きま
 す。



























余談で御座いますがぁ、、、


 

 昨日、家の近くのスーパーで鯛のあらが150円で売ってました。
 
 たまには”お魚も”と思い買いました。

 










 ごぼうの皮を剥き切ってアク抜きをします。よね?



 で、熱湯で汚れを取って焼く。んですよね?

 余分な油を落としてごぼうと一緒に鍋に入れ煮る。

 味付けは醤油と料理酒とチューブの生姜。

 みりんは入れ忘れましたが、こんなん出来ました。








 
 


                                                                             

 鍋の中には白菜、しいたけ、こんにゃく、豆腐、厚揚げ、大根、人参に豚肉。

 味噌を入れました。

 黄色いたくあん、美味しゅう御座います。

 多めに作りました。

 明日も同じメニューです。

 あらもごぼうも味が染みて美味しくなっていることでしょう。

 母親が他界入りしてからは毎日がけっこう大変ですぅ、、、   


Posted by 京都桃玄  at 23:02お知らせ・工房日記

三段飾りをお求めのお客様へ



 三人官女が届きましたので写真をアップします。
 オレンジでは無く朱赤色の袴です。
 毛氈の上ですと分りにくいと思い白の紙の上に乗せ写真を撮ってみました。
 いかがでしょう?
 頭への汚れや傷を可能な限り避けたいので面紙を付けたまま撮影しました。










 この前に説明させて頂きましたが正直、地方の官女さんです。
 手の角度や肘の位置を調節してみましたが右手の親指と他四本の指の隙間が狭く座ってる官女さんが道
 具を持ちませんでした。










 道具を少しヤスリがけしました。
 
 持たなくてもいいので新品の道具を希望されるので有ればご連絡お願い致します。
 今でしたら何とでも対応が可能です。
 








 パンフレットにも載ってますが小道具の持たせ方は写真の通りです。






    


Posted by 京都桃玄  at 00:02お知らせ・工房日記

元旦

あけましておめでとう御座います。

昨年は東日本大震災津波で全てを失われた方も居られました。

原発事故で故郷を追われ他府県に非難された方も居られます。

私も母親を昨年の春に亡くしました。

災害で肉親を失った方の辛さ悲しさはこの私も理解出来るつもりです。

とても言葉では表現しきれないほどの塗炭の苦しみに心を支配されます。

が、どの様な試練が来ようが生きていくためにはどんなに小さい一歩だろうとも前に進むしか有りません。

まだ心の傷が癒えず戸惑いの中で困惑されてる方も居られるでしょう。

その様な方々に頑張れとは言いません。

少しずつでも前に顔を上げ進める人から順に未来に向かおうじゃありませんか!

私、桃玄もこの仕事を通しお子様のお祭りのお手伝いに参加させて頂けるよう精進していきます。
 
 




 




































余談では御座いますが、、、



 コイツで御座います!私の気持ちを逆撫でするのは。
 
 毎回、毎回のことでございます。
 「ピーピー」といゆう音でエラーを表示するEの文字。 
 
 生前、母がいゆうには「洗濯物が偏ったりするとエラーになるよ」
 私は寄った洗濯物を中央になおし時間的に洗いが済んでる判断で”すすぎ”のボタンON
 「ピーピー」といゆう音と”E”の文字がぁ、、、
 このような事を幾度か繰り返し洗濯機が納得すれば動き出します。

 また、、、
 時間的にすすぎは終わったと思われますので洗濯物を真ん中に置き次の”脱水”のボタン 
 をONに。
 
                                                 また「ピーピー」と、、、。 この様なことを幾度か繰り返し洗濯機が納得すれば動き出しま
                                                 す。

私は心の中でこう叫んでます。
お前全自動やろーが! 
 
最後までちゃんと仕事せーやー 

元旦の朝からイラッときた私で御座います。   


Posted by 京都桃玄  at 15:09お知らせ・工房日記

マネキも自分で書きます



 私が一番苦手なお習字ですface07
 一枚一枚手書きです。
 これがとても時間がかかる作業なんですぅ。
 











この本が私の習字の先生です!
 




 ここだけの話なんですがぁ、、、
 私は習字の基本が何も身についてません。
 この本に載ってる文字で私が書きやすそうな書体を組み合わせて私の「字」を作ってます。
 何とか見れる文字をと今も模索しています。




 墨で文字を書いていきます。
 墨がにじまないようにチョークを薄く塗っていきます。









 タオルでしっかりチョークを伸ばし余分なチョークをはらいます。
 チョークの細かい粒子が木の木目に入り込み墨をにじみにくくしてくれます。








 

 板を作札の大きさ分切抜きはめ込める様に作りました。










 板に作札をはめ込み左側から書き始めます。
 本来であれば右側から書き始めるのですが私は手を浮かせて書けません。
 手が乾いていない墨に触れたりすれば破損になりますので。
 








 左側から書いていきます。











 文字と無地のバランスがとても難しいです。
 
 決して上手な字ではありませんが丁寧に書いてます。

 丁寧過ぎると墨がにじんでしまいますにである程度のスピードが必要です。

 紙に書くのではなく木に書くのは難しいです。




2015年からは砥の粉を使って墨の滲みを止めてます
ご参考にしてくださいませ↓

  


Posted by 京都桃玄  at 17:43お知らせ・工房日記

頑張ってます!



 どんどん組み立てていってます! 











 今、組み立てているお人形は大正時代初期に実在したものです。
 



















 返し衿(赤色で菱形の文様の生地部分)も光沢のある横糸を使用して特別に織ってもらいました。
 









 最後に扇を持つかを確認します。
 遠い昔に「扇を持たない!」とクレームがありましたので。
 それからは必ず扇を持つか否かを確認しています。
   


Posted by 京都桃玄  at 22:49お知らせ・工房日記

修理の依頼



 よくある依頼です。
 お姫様の右手小指が折れたとの事です。
 が、この手が、、、無いのです!
 このお人形は私が師匠、先代京都桃玄に弟子入りする頃の物です。
 今は取り扱っていないサイズのお人形です
 
 





 今から注文しても時間がかかる可能性もあります。
 ん~、、、。仕方ありません。
 在庫の京都製の「爪きり」の手をつける事にしました。
 はっきり言って大サービスです!
 
 多分ですがこのお人形は23,4年くらい前の物だと思います。
 大切に毎年、飾って頂いているとの事。
 ”これかも宜しくお願い致します”との思いを込め京製の手と取替えさせて頂きました。





 
 長年の間、重力で殿様の袖のふくらみが失われていました。














 袖のふくらみを作りスチームを当て型を付けします。
 シッカリめにスチームをしました。
 ので暫くの間、完全に乾かすために扇風機で乾燥させました。
 ドライヤー等の高温で乾かすと生地等を傷める可能性があるからです。
 多分、大丈夫だとは思いますが念のために。

 髪も少しハネてる部分があったので、薄~くした糊で押さえました。
 
 これで修理完了です。 
    


Posted by 京都桃玄  at 16:21お知らせ・工房日記

京製の手と取替え

 

 ようやく京製の「手」が仕上がってきました。ので付け替えます。
 注文してから仕上がってくるまで時間がかかります。
 それまでは洋服でゆうところの仮縫いですね。それ用の手で仕上げておきます。








 


 付け替えた手はまた来期のために大切に保管しておきます。











 
 木に針金を刺し手の骨格を作り幾重も胡粉を塗り重ね肉付けしていきます。
 最後に爪の加工を施します。
 大変に手間と時間のかかる作業です。
 が、その手間と時間が、ふっくらと柔らか味のある手が完成するのです。











 この人形に使用している生地は黒麹塵(くろきくじん)といいます。
 屋内ではこの様な深い紫です。








 

 
 太陽光に当たれば、このように明るい紫に変色します。
 生地の中に紫外線に反応する虫の繊維が織り込まれているからです。
 とても綺麗な色です。  


Posted by 京都桃玄  at 21:01お知らせ・工房日記

超小さいお雛様のオーダー

 超小さいお雛様の衣裳です。
 幾度も寸法を変えて幾度も縫製しました。











 煙草の箱を隣に置いてみました。
 小さいお姫様です。














  なかなかの出来上がりです。





















 地方のお人形さんは、お殿様の袖口は写真ように糸で止めてたり接着した物が有ります。
 
 













 京都のお人形、お内裏様の袖口は糸で結んだり接着は致しません。
 これが京都の最低限の技術です。
 袖口が開かないように絶妙な角度で曲げてます。













 勿論、お姫様の衣装も接着致してません。








 表衣(おもてぎ)と五衣(いつつぎ)の間もしかりです。








 五衣(いつつぎ)も同様です。  


Posted by 京都桃玄  at 02:37お知らせ・工房日記

ホームページを立ち上げました

京都桃玄のホームページを本日公開いたしました。
今後このホームページを通して桃玄のお知らせやお人形を紹介させていただきます。
今後とも宜しくお願いいたします。

           小南 政信   23年10月20日
  


Posted by 京都桃玄  at 12:00お知らせ・工房日記